リアルモデル for IT
株式会社シティアスコム 様

業種
IT
年商/従業員
年商83億円、従業員数470名
対象
本社
期間
3ヶ月

ポイント
  • 既存システムは、手組み + 多数パッケージで分断化されていたため、シンプルなシステム構成に刷新し、運用・保守効率を向上させたいと考えていた。
    更には、システム刷新と同時に業務改善を図ることを目的とした。
  • SAPでのビジネス展開を視野に入れていたため、自社要員を活用して短期間で導入することとした。
  • 3ヶ月で導入できたのは、組織・勘定・得意先・仕入先・品目マスタを登録するだけで実機のSAP環境ができあがってしまう「リアルモデル」があったからである。
  • SAPの導入により、情報が一元化され運用効率が高い基幹システムを実現することができた。
  • ペーパーレス化を促進し、30%の帳票削減を達成した。
  • 「上期/下期」→「四半期」→「月/日」と掘り下げて分析できるようになった。

陣内 昭浩氏(ITコーディネータ)

株式会社シティアスコム事業本部 流通・製造第一事業部 マネージャー

既存の社内システムをいかに効率よく刷新し業務改革につなげるか。
多くの企業に共通するこの課題を、福岡に本社を構える情報サービス業のシティアスコムは、リアルモデルを活用することでわずか3ヶ月でSAPを導入、課題解決に成功した。

既存システムの刷新で業務改善も同時に実現

「既存のシステムをシンプルな構造で再構築し、同時に保守・運用の効率を向上させトータルなシステムコストを削減。加えて業務改善を図ること。」シティアスコムの事業本部、流通・製造第一事業部マネージャーの陣内昭浩氏はSAP導入の狙いをこう語る。
同社の基幹業務系は、営業管理システムと収益管理システムは自社で開発、これに商品仕入や外注購買、債権債務、人事・給与などのシステムが後から加わり、更に経理関連のパッケージ製品が相乗りした構成になっている。バッチ処理で連携を図ってはいるものの、統一されているとは言い難い状態だった。
業務改善は次の3つに要約できる。1番目は「マスターやコード体系を統一し情報の一元化を図り経理部門のオペレーションを軽減すること」でありそれは「ペーパーレス化を促進し30%の帳票削減」という現実的な目標を伴う。2つ目が「原因調査を迅速化すること」である。たとえば営業期間を「上期」「下期」から「四半期毎」更に「月」「日」へとより下位の階層へとディメンションを下げ詳細に分析するドリルダウン(drilldown)などが想定された。3番目は「分析手法を駆使し、経営意思決定の迅速化をシステム面から支援する」というものである。
社内でシステム刷新の検討が始まったのは2003年夏。9月にはSAPの採用が決まった。情報の一元化をワンファクトワンプレイスで実現し、ベーシックな企業活動を支援するベスト・プラクティスとしてその実績を同社が熟知していたからにほなならない。
しかし大きな問題があった。それは納期とコストである。計画当初からカットオーバーの目標は2004年4月。時間をかけずにコストも抑える切り札として着目したのがテンプレート方式のリアルモデルだった。

SAP導入の課題を解決するテンプレート方式のリアルモデル

調べてみると、リアルモデルは三井金属グループ約60社に導入され使われている実績があり、短期導入するための導入方法論が明確で十分に納得できた。
「組織、勘定科目、得意先、仕入先、品目という5つのマスターを登録するだけで、SAP上に基本的な企業モデルを構築、1週間程度で稼動できるのが導入の最大の決め手でした」と陣内氏は言う。
「計画段階でその後のスケジュールと予算が明確になるというのも大きな魅力ですね」と指摘する。
実際、同社がリアルモデルの採用を決めたのは10月末、プロジェクトは11月に開始し、12月にビジネス設計に着手し、本番環境の構築は2004年2月後半には完了した。実質3ヶ月未満でSAPを導入したのである。
同社なりの取組みもした。「業務そのものをSAP標準に合わせ、リアルモデルに標準で搭載されている200本を超えるアドオンプログラムを利用することで開発工数を極力減らした」のである。

充実したアドオンプログラムと柔軟性の高いテンプレート

新システムの中ではプロジェクト別収益管理は必須であった。複雑な経費配賦なども、リアルモデルで標準提供されている「特別周期プログラム」が使えた。また、マスターや残高移行更には単体テストやシステムテストに欠かせないテストデータの作成なども、標準で搭載されている汎用バッチインプットツールを活用できたのでプログラムを1本も作らずにすんだという。
「リアルモデルなくして短期導入はありえませんでした」と同氏は評価する。また「Web版の操作マニュアルが充実しているのも強みです」と指摘する。最初からマニュアルを参照できるので、初めての画面でも操作できるし、知らないモジュールでもパラメータの設定が可能である。3名の体制で運用支援するのにも欠かせないという。
「シティアスコムのプロジェクトメンバー全員がSAPのビッグバン導入は初めてな上に、業務上の変更点に関する社内調整に手間取りましたが、そうでなければ2ヶ月での導入も十分可能だったと思います」と締めくくった。

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