奥飛騨だより

さっぽろ雪まつり

2014年3月号

 まだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 先般、仕事で札幌に伺う機会があり、ちょうど「さっぽろ雪まつり」が開催されておりましたので、 今回はその模様をご紹介いたします。
 毎年観光客で賑わう「さっぽろ雪まつり」ですが、今年は第65回目で、2月5日~2月11日の7日間で開催されました。 弊社オフィスである神岡から札幌へ移動する場合、富山空港から航空機利用が一般的となります。 今回、雪まつり会場散策の前日に移動したのですが、移動日はあいにくの降雪、しかも大雪となり、富山空港発の航空便が軒並み欠航となる中、 札幌(千歳)便については1時間遅れの到着・出発と、あいなりました
 今回の雪まつりですが、三つの会場で開催されました。 仕事の合間の中、少しだけ散策の時間を設けることができました為、その中の「大通会場」を散策いたしました。 大通り公園からの全長1.5キロメートルの区間に、多くの雪像・氷像が展示されておりました。 この日は午後からの散策だったのですが、空は曇り模様でしたが、来場人数はとても多く国内外含め様々な方々がご来場されており、国際色豊かな雰囲気だと感じました。

2丁目 道新 氷の広場からさっぽろテレビ塔を望む風景

2丁目 道新 氷の広場からさっぽろテレビ塔を望む風景

喫煙エリアも氷像?

喫煙エリアも氷像?

 札幌テレビ塔前から出発で、最初に目に入ったのが「道新 氷の広場」にある氷像でした。 寒々しい氷の建物で、氷独特の淡いブルーの色調がこれから始まる雪まつりの期待感を膨らませてくれる様でした。 ただ、個人的に気になったのが喫煙エリアで、なんとこちらも氷の建物でした。 会場内は全面禁煙でしたが、所々に仮設の喫煙エリアがあり、喫煙者にも配慮されておりました。

疾走するサラブレッドの壁像

疾走するサラブレッドの壁像

スノーボード会場

スノーボード会場

 続いて、サラブレッドの壁像がありました。 こちらは一定間隔の時間にイルミネーションが投影され、実際に疾走するサラブレッドの映像が雪像に投影されるといった演出があった様です。 時間帯によるイベントであった為、散策時は見ることができませんでしたが、散策後ホテルのTV放送でみたところ、 夜の暗闇を疾走する馬の映像が雪像に投影され、とても幻想的な雰囲気を醸し出していました。 尚、この会場を含め、合計3か所でイルミネーションのイベントがあったそうです。 昨年も同様のイルミネーションを開催する予定でしたが、会場が大変混雑した為、中止だったそうです。 今年は混雑緩和の為に会場を複数設け実施された様です。
 サラブレッド壁像の展示を見た後、なぜかスノーボードの特設会場がありました。 こちらも時間帯によって演者の方々によるデモンストレーション滑走がありました。

台湾から出展された雪像

台湾から出展された雪像

5丁目 STV広場の雪像

5丁目 STV広場の雪像

 次に台湾より出展されました建物の氷像が登場しました。 屋根にあたる部分に前日の積雪のせいでしょうか、雪がうっすらと積もっており、飛騨の雪景色と相通ずる様な感覚がありました。 他にもインド・ロシアといった国の代表する建物の雪像・氷像が展示されており、見応えがありました。
 5丁目までたどり着いたところで、事前にテレビ等で見ていたウィンタースポーツの様子を再現した雪像群が飛び込んできました。 スキーやスケート、アイスホッケーの様子を再現していましたが、実物をみると立体感があり、迫力ある作品だと思いました。 今年のソチ五輪への日本代表選手への良い応援になったのではないかと思います。

7丁目 環境広場の雪像

7丁目 環境広場の雪像

 7丁目の環境広場では何か催し物が開催されていた様です。 お子様連れのご家族の方々が多かった様に見受けられる中、雪像の横には雪のすべり台があり、小さな子供が楽しそうに滑走している様子が微笑ましく思えました。

スルタン・アブデゥル・サマド・ビル

スルタン・アブデゥル・サマド・ビル

 同じく7丁目に、札幌の時計台を思い浮かべるような雪像がありました。 実際には札幌時計台ではなく、「スルタン・アブデゥル・サマド・ビル」という、何とも舌を噛みそうな名称の建物だそうです。 緻密な造形が印象に残る雪像でした。

10丁目 UHBファミリーランドの雪像

10丁目 UHBファミリーランドの雪像

 中々距離のある散策でしたが、10丁目までたどり着くと、こちらもテレビ等で拝見したキャラクターの雪像が飛び込んできました。 リアルな雪像だったのですが、通行路脇に設置された道路境界のフェンスが同番組のキャラクターっぽい感じだったのが、ユーモアがあり笑いを誘っていた様に思い ました。

同 道路境界のフェンス?

同 道路境界のフェンス?

 他にもさまざまな雪像があり、とても賑やかなイベントだと感じました。  「大通会場」の他に「すすきの会場」や「つどーむ会場」があり、様々なイベントが盛りだくさんの「さっぽろ雪まつり」でしたが、 皆様も機会があれば、是非、現地での迫力ある雪像を眺めながら散策をなさってはいかがでしょうか。 ただ、気温はとても低く、寒いというよりも寒すぎて痛いといった感じでしたので、寒さ対策はお忘れなく!

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