


JOGMECの委託研究が進む総合研究所。一方、国内で唯一タンタルを分離・精製している三池レアメタル工場では、事業化の検討に入っている。
「当工場ではすでに20年前から、主原料とは別に、メーカーから回収した不良品を原料にタンタルを精製する工程が稼働しています。今回のリサイクル原料を、どれだけその純度に近づけることができるか。まずはそこが事業化のポイントですね」(堂本工場長)
総研との検討会は今年4月からスタート。工場からは製造や技術開発室のスタッフが参加し、毎月定期的にミーティングの場を設けている。またそれに先行する形で、経産省と環境省が支援し、福岡県が推進する「レアメタルリサイクルプロジェクト(福岡ニューディール)」にも参加。携帯電話、デジカメなどの使用済小型家電からレアメタルを分別回収するための技術的課題や運用方法などを検討している。
しかしタンタルに関しては福岡県のプロジェクトでも総研同様、回収量の問題にぶち当たっている。「これまでの調査によると県全体で年間に回収できるタンタルの量は約60キロ。これでは事業化は難しい。そのため新たに産業用廃電子・電機機器へと回収対象を広げることを提案。改めて事業化可能性調査を進めているところです」(堂本工場長)