

大学では多孔質金属について、構造材料・機能性材料両方の観点からの基礎的な評価・解析を行っていました。同じ研究でも総合研究所の新商品グループのテーマは、時には世の中に大きなインパクトを与え、次世代の技術確立につながるような斬新なもの。内容も大学時代の研究とはおよそかけ離れていたので、土日も専門書を持ち歩いて勉強したり、疑問点を先輩に聞きまわったりしていました。ゼロベースで新分野の研究に取り組むのは、容易ではありませんでしたが、最初の1年で身に付いた習慣は現在のベースになっています。「エネルギー・環境」のように産業界のニーズは、1分野の技術による解決から、いくつかの分野を複合させて相乗効果を狙った解決策にシフトしてきています。それだけに常に新しいものを貪欲に吸収する姿勢と異なる分野に抵抗なく取り組める柔軟性が、新人時代に身につけられたのはラッキーだったと思います。