機械

金山 亮介
2013年入社 工学研究科 生産環境工学専攻 機械工学コース 修了
【これまでのキャリア】

入社後すぐ、銅箔事業部 上尾事業所にて製図実習、保全実習後、設備係の設計を担当。2年目より治具や設備の設計・改造等も担当。

年々高機能化していくスマートフォン。その通信速度、処理容量に大きく関わっているのが「銅箔」です。三井金属の極薄電解銅箔「Micro Thin™」は世界シェア90%。スマートフォンのプロセッサ、メモリ、ハイエンドスマートフォンなどの電子機器に内蔵されるICパッケージ基板の配線材用として使われています。
私が担当しているのは、開発中の次世代銅箔「WAシリーズ」の試験機。上司の急な異動で担当を引き継ぎました。製品化となれば、会社にとって大きな利益となる一大プロジェクト。世界一の技術に貢献する役割を入社2年で与えられ、身が引き締まる思いです。今は「製品化」という大きな目標に向かって、設備の改善を続けています。


例えば、あるポンプと槽をつなぐ場合では、配管ルートひとつとっても人それぞれ考え方が違います。そのため、都度関係者の意図を共有して工事を行う必要があり、単純に「ここをつないでください」という指示では不十分です。
治具の設計や配管経路の設計においては、誰かの考えが完璧に正しいということはありません。大切なのは自分と他者との考え方の違いを認識し、折衝していく中で新たな発見をしていくこと。私は、大学院で学んだ材料力学など基本的な知識はあっても、製造現場で必要な応用力はほとんどなく、機械の整備の仕方や設備ごとに何が必要なのか、工事にどれくらいの時間や費用が必要なのか、業務に必要なことは始めは全くわかっていませんでした。製造現場ではいろいろなことが起こり、それに対応していく中で学び、そして成長できているという実感があります。


新製品の試験機ですから前例はなく、ゴールまでの過程は自ら考えなければなりません。製造現場から依頼を受け、私が協力会社へ工事を依頼し、取りまとめています。ただ言われたことばかりやっていたのでは、自分が介在する意味がありません。上司への報告・相談はしますが、まずは自分なりに考えて、より良い方向へ持って行こうと常に考えています。
現在稼働している銅箔の表面処理機の中には、20年経過している設備もあります。改造はしているものの基本的な構造は当時と変わらず、諸先輩方のノウハウが引き継がれています。現在私が手がけている設備も、製品化の際には何十年と稼働するものになるかもしれません。製品化は大きなゴールではありますが、改善には終わりはありません。今後も一つ一つ、課題をクリアしていきたいです。


【金山亮介の1日】

オフタイムはサッカーや小旅行でリフレッシュ。

出勤
朝礼で1日の作業確認
製造現場で工事打ち合わせ。確認作業は重要!
図面作成
昼食後グラウンドでサッカー
設備改造の打ち合わせ
工事の進捗確認
作業整理と翌日の準備
退勤
週1回のバスケットで汗を流す

自身の考えをしっかり持ち、着実に学び、経験を積み、
必要不可欠な設備屋になる。