製錬

大山 晃生
2011年入社 工学研究科 物質環境化学専攻 修了
【これまでのキャリア】

1年目に新規貴金属の加工技術確立と設備立ち上げに従事。2〜3年目には、工程から発生する滓からの有価金属(銅、錫)の回収・方法検討・現場移管、工場への省エネ設備導入や廃熱回収設備導入に関わる。

私は学生の頃からリサイクルに関心を持ち、金、銀、白金など非鉄金属のリサイクルを通して社会に大きく貢献したいという強い思いがありました。三井金属に入社を決めたのは、素材から最終製品までを幅広く手掛けており、それぞれにおいて高い技術を持っていること、鉛や貴金属などのリサイクルに非常に力を入れていることに魅力を感じたからです。
現在、私が勤務する 金属リサイクル工場では、廃バッテリーからの鉛地金生産のほか、廃プリント基板等からの金や銀などの貴金属回収を行っています。現在担当しているのは、リサイクル製錬の工程から発生する滓から銅や錫といった有価金属を回収する業務。溶鉱炉から発生する滓中の有価金属の回収量を上げることが目標です。


まずは数g単位の小規模試験から着手。数多くの実験を重ね、小規模試験での回収プロセスを確立し、100tというスケールでの実機試験へ移行しました。実機試験の大きな課題は、いかに現場の方々に、納得して動いてもらうか。長年続けてきた工程を変更するため、製造現場と意見交換を重ねました。
幅広い製品を手掛けている三井金属では、各事業所の評価装置が充実しています。特に研究所は、評価、解析、分析ができる装置、最新設備がラインナップされています。
三井金属では若手でも自分がやりたい仕事を、自分が考えたなりに自由にさせてもらえます。もちろん大きな責任が伴いますが、自分の力を大いに発揮できる環境で、蓄積された知見や、鉛製錬に関する文献等を参考にしながら、試行錯誤を重ねていきました。自分がプロセスを考案した試験を大きなスケールで行い、上手くいった時の達成感はたまらないですね。


三井金属は、多くの事業分野を持っているため、様々な技術の可能性を秘めています。入社早々に、自動車の排ガスを浄化する「触媒」に使用される新規貴金属の加工技術確立と設備の立ち上げに携わりました。自分達が考えた設備・フローによって、他事業部の製品が作られるのですから責任重大。初めは全く分からないまま手探りの状態からのスタートでした。試験は、トライアンドエラーの連続。上司や現場の方々を巻き込んで、様々な意見を取り入れながら、改善を進めていきました。そして、最終的に製品化技術・フローの確立に成功!皆で一つのミッションをやり遂げた時には、これまでに味わったことのない最高の喜びを感じました。


【大山 晃生の1週間】

毎週木曜日は地元の高校生、社会人との
バスケットの試合をしています。

朝礼、ミーティング、工場巡視
メールチェック、試験準備・作業
ウォーキング(30分)、昼食
試験作業
データ解析、測定、分析等
上司との進捗状況・ディスカッション
翌日の試験準備・退社
週1のバスケット
帰宅

常に1歩2歩3歩先を行く技術を提案できる技術者になること。