製錬

井澤 郁也
2013年入社 理工学研究科 物質生命化学専攻 修了
【これまでのキャリア】

入社後、日比共同製錬㈱技術部に配属。環境対策設備や品質改善用設備のプロセス設計を行う。 2年目からは、品質向上、生産コスト削減に向けた諸試験、設備検討に従事。

現在私が勤務する日比共同製錬は、非鉄金属メーカー3社によって設立された企業。3社の銅製錬事業の製造工程を担う銅生産の拠点です。当社の電気銅はロンドン金物取引所およびニューヨーク商品取引所において高品質電気銅と認定され、ブランド名「TAMANO」として国内外のマーケットで高い評価を得ています。
また、銅製錬の過程では多種多様な副産品が産出されます。例えば、金、銀、プラチナ、パラジウムなどの「貴金属」、硫酸、粗硫酸ニッケル、セレン、テルル、過レニウム酸アンモニウム(APR)、三酸化モリブデン、硫酸銅などです。それら副産品を効率的に回収し、種々の工業用素材として市場に供給しています。非鉄業界での長年の経験と最新設備の融合で生み出す製錬技術は世界レベルにあると感じています。


私が所属する技術部の業務は、新規設備のプロセス設計や製錬の技術開発、特許関連業務や予算作成など、多岐にわたります。生産現場では、一つひとつの業務が会社の利益に直結します。試験室や試験設備で行った内容を現場操業へ移せば、最終製品にダイレクトに効果が現れ、自分の目ですぐに確認できることは、研究所とはまた違ったやりがいだと思います。また、担当する案件一つひとつの投資額も大きいため、効果が出なかったり、管理できず放置してしまえば、そのまま会社の損害となります。プレッシャーは大きいですが、成功した時は自分の仕事が会社の利益を生んでいることを間近に感じることができ、大きな達成感を感じられます。


1年目に担当した環境対策設備を導入する案件は、初めて担当する大きな業務ということもあり、慣れないプロセス設計に苦労しました。どんな能力の機械をどこに据えるのか?ガスや水はどこから入れてどこから出すのか?バルブの位置、個数は?管理は誰がどのように行うか・・・など、自分で考えて決めなければならないことがとても多かったです。苦労もありましたが、先輩社員や機械担当者、現場作業員のアドバイスや協力を得て無事に稼働させることができました。 この時、後でバタバタしないように事前の段取りをしっかり行い、その上で要所要所での確認を怠らないことが重要だと学びました。その時の設備は現在も大きなトラブルもなく今も順調に稼働していますし、作業環境も改善され、効果が現れています。苦労は多かったですが、業務を通じて自分自身を成長させることができました。


【井澤 郁也の1日】

休日は寮生同士、連れ立って遊びに行くことも多々。

出社後、課内ミーティングで業務内容の確認
各種分析を行い、操業状態を確認。
前日までの試験結果をまとめる
試験①
昼食。食堂が遠いので弁当を発注
昼ミーティング 各工程での操業状況の共有、
直近の工事情報を連絡
打ち合わせ(新規導入設備について、メーカー、
設備担当者を交えてすりあわせ行う)
試験②
試験データまとめ、その他雑務処理
退社。会社の体育館へ向かい、バスケットボール
サークルで汗を流す
帰宅。寮の談話室で夕食を食べながら寮生と談笑。
週末の遊びの予定を決める

品質・技術において世界一の製錬所にする。