能登島は富山市の北西に位置し、神岡町からは富山市街を通り抜け約3 時間半で行くことが出来ます。
能登島へは景色の素晴らしい海岸線を走っていきます。
当日は快晴に恵まれ絶好のツーリング日和となりました。
空気がもっと澄んでいれば海の向こうに以前ご紹介した（10月号）3000m級の山々からなる立山連峰を見ることが出来るのですが、残念ながら今回は見ることが出来ませんでした。

能登島は、能登半島の付け根にある面積46.78ｋ㎡、周囲長71.9km の小さな島です。
島には「のとじま水族館」、「能登島ガラス美術館」などの観光スポットがあります。
また民宿も沢山あり夏は海水浴、冬は美味しい日本海の幸が味わえるなど多くの人で賑わいます。
島へは能登島大橋（橋長1050ｍ）とツインブリッジのと（橋長620m）の2 本の橋が架かっています。
私達は初めて走る能登島のコースに不安を抱きつつも、その後に民宿で振舞われる御馳走に胸をふくらませて能登島大橋を渡りました。

今回、私達が走るのは島の外周約50km のコースです。
案内板を見た限りでは海沿いを走る気持ちのよさそうなコースに見受けられます。
全て平坦な道であれば2 時間ちょっとで一周出来る距離ですが、アップダウンが厳しいとどのくらい掛かるか・・・。
三井金属ユアソフトは飛騨の山の中にあるので坂道に慣れていると思われるかもしれませんが、私自身はとても苦手です。
最悪の場合、「途中で力尽きて一周できないかも」という思いが頭をよぎります。
どうか平坦なコースでありますようにと祈りつつ出発しました。

穏やかな海の素敵な景色を眺めながら平坦な道を自転車で走るのは最高に気持ちが良いものですが、行程の途中には苦手な登り坂もあり楽ではありません。
行き止りで道に迷い、自転車のタイヤがパンクするなど想定外のハプニングがありましたが、日頃オフィス勤務の私達にとってはとても楽しい道中でした。
とは言え後半には膝がプルプル震え息も上がり挫けそうになりましたが、宿でのビールとご馳走に思いを馳せ乗り切ることが出来ました。