事業概要
レアマテリアル事業部はレアメタル・レアアースの精製から販売までを一貫して行う総合メーカーです。
溶媒抽出法とイオン交換法を用いて、いち早く高純度レアアース製品の量産化を行なってきました。現在では数多くの電子部品に使用されているだけでなく、エネルギーから医療、半導体まで、産業界の幅広い分野でレアメタル・レアアースが使用されています。
事業理念
高品質な
レアメタル・レアアース製品の
弛まない創出、
以て社会に貢献し、
事業の永続的発展成長を期す。
沿革
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レアメタル事業
日本イットリウム株式会社
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セリウム系研磨材生産開始(三金レア・アース(株))
1963
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1966
三井金属鉱業株式会社と東北金属工業株式会社(現社名:株式会社トーキン)との折半出資により設立。
イオン交換法による高純度酸化イットリウムの精製に日本で初めて成功し、供給を開始。 -
1967
英国リオティント社系トリウム社からソルベント法(溶媒抽出法)を導入。
イオン交換法の設備と併せて量産体制を構築し、Y2O3以外にも中希土類酸化物(Sm, Eu, Gd, Tb他)の供給開始。 -
1973
Smメタルなどの希土類メタルの供給開始
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酸化タンタル、ニオブの生産開始(三金レア・アース(株))
1976
サマリウム・コバルト合金用粉末SmCo5の生産を開始。 Sm2Co17系も製品ラインナップに加え、磁性合金粉末の生産体制を強化
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1978
蛍光体用のY2O3とEu2O3の共沈物を供給開始。
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三金レア・アース(株)を当社に吸収合併し三池レアメタル工場を設置
1980
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炭化物の生産開始
1981
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1983
磁石用Ndメタル、光磁気メモリー・ターゲット用Tb-Gdなどの合金、YSZ用イットリウム化合物など新材料を展開
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スパッタリングターゲット生産開始
1984
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1985
溶媒抽出設備を増強し、大型真空溶融炉を導入
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1986
資本金を2億円に増資
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スパッタリングターゲット部門が独立(薄膜材料事業部)
1988
中・希土生産増強のため、福岡県大牟田市に「九州イットリウム株式会社(KYC)」設立
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1989
資本金を4億円に増資
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2001
子会社「九州イットリウム株式会社」を吸収合併
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2003
本社を福岡県大牟田市に移転
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2009
JOGMECのリサイクル事業へ参画。
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レアアースショックを契機にセリウム系研磨材のリサイクル事業を開始
2010
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2011
ベトナムへの技術支援開始。
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SiCウェハ用研磨材 NANOBIXTMの生産開始
2014
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高純度酸化タンタルの生産能力を拡大、グリーンアジア国際戦略総合区指定
2017
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セリウム系研磨材の生産能力を増強
2018
半導体向け材料工場を増強
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SiCウェハ用研磨材 NANOBIXTMの生産能力を増強
2023
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2024
三井金属鉱業による完全子会社化
レアマテリアル事業部
2025
日本イットリウム(株)を当社に吸収合併し、レアメタル事業と統合、レアマテリアル事業部を設置



レアマテリアル事業部では将来を見据え持続的可能なモノづくりをするため、国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)についても、下記3目標を中心に取り組んでおります。今後も引き続き、地球環境に配慮しつつお客様や社会のニーズに合致したレアメタル・レアアース製品を供給してまいります。



私たちは、お客様からのご協力を戴きながら、お客様と一体となり、弊社独自の分離精製技術を駆使して貴重なレアアース材料のリサイクルに積極的に取組んでおります。
レアマテリアル事業部では地球環境に配慮し、お客様に安心して製品をお使い頂くために、ISO9001:2015(品質マネジメントシステム)、ISO14001:2015(環境マネジメントシステム) を取得しています。また、従業員の安全確保を確実に行うために、ISO45001:2018(労働安全衛生マネジメントシステム)も取得しております。
所在地
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所在地〒836-0003 福岡県大牟田市大字唐船2081-398