新人研修内容のご紹介

このページでは、新卒採用者が入社後に受ける新入社員研修(4月から6月までの3ヶ月)の内容をご紹介します。研修内容の詳細は後述しますが、最初の1ヶ月間は社外での研修、残りの2ヶ月間は社内での研修を行います。新卒採用者にとっては社会人生活の最初の一歩、基礎の基礎を身につけるとても大切な時期です。実務に携わった際に、能力を十分に発揮できるように、しっかりと時間をかけて教育を行います。

社外研修

4月は社外研修を受講してもらいます。三井金属ユアソフトは新卒採用時に学部学科、プログラム経験の有無も問いませんので、入社後に初めてプログラムを学ぶということを想定しています。また、社外研修では、他社の新入社員との交流もありますから、同じ新入社員同士刺激しあうことも期待しています。ここで学ぶ内容は次の通りです。

社会人としての意識・マナー
心構え、あいさつ、ほうれんそう(報告・連絡・相談)、名刺交換、等
コンピュータの基礎
OS、ハードウェア、ネットワーク、データベース、開発工程、等
プログラム開発
アルゴリズム、仕様書、言語文法、テスト、コーディング演習、等

社内研修

5月のGW明けから6月末までは社内での研修です。まず行うことは新入社員がこれから仕事で使うノートパソコンのセットアップです。それから研修会場である会議室の予約方法、TV会議の使い方、プロジェクターの接続方法を覚えてもらいます。これは、研修を行う場所の確保、先輩社員への講師依頼等を新入社員自ら行ってもらうためです。この2ヶ月間で学ぶことは次の通りです。

会社の戦略、社内組織と役割、職務分掌
会社全体が目指す方向、それを実現するためにそれぞれの組織がどんな役割を担っているかを学びます。自分の将来の姿を思い描くには、会社のベクトルと一致している必要があります。
SAP ERPの概要と操作
総勘定元帳、債権・債務、販売・購買の業務フロー、そしてシステムのインフラ部分(SAPでベーシスと呼ばれている部分)を学びます。三井金属ユアソフトは十文字学園女子大学の中でSAP ERPを使った講義「企業情報システム」をお手伝いしていますが、その講義に新入社員も参加し、学生からの質問・疑問に答えます。2ヶ月前までは自分自身が学生だったのが、今度は社会人になって教える立場に立つ。これは結構社会人としての自覚につながります。
プログラミング演習
4月の社外研修では一般的なプログラムコーティングでしたが、ここでは三井金属ユアソフトが実際の仕事の中でどのようなことを行っているかという実践的な内容です。プログラム言語はExcel VBA、ABAPの2種類です。ABAPというのはSAP ERPの中で使われているSAP社の独自言語であり、学生はまず存在すら知りません。できる限り時間を取って、丁寧に教えています。 言語の文法を理解することはもちろんですが、論理的思考を身につけるよう訓練します。
先輩社員との交流
何名かの先輩社員から、これまでの経験や普段考えていることを聞く等の交流をします。また岐阜県神岡町の本社、名古屋オフィスにも出張し、研修・懇親会を行います。
業務知識・コンピュータ知識の取得
神岡本社出張時は三井金属グループ内の会社を見学します。亜鉛、鉛の製錬業、部品の組立加工業の生産現場を直に見ることができます。本・ビデオから学ぶだけでなく、実際に現場があることが三井金属ユアソフトの強みです。5月には東京ビッグサイトでソフトウェア開発環境展(SODEC)があり、見学に行きます。新入社員にとって大規模なITの展示会に参加することはほとんど初めてのことですから、当然目に映るものはどれも自分の知らないことばかりです。大きな刺激を受け、知識習得の必要性を感じることになります。

3ヶ月間の研修の最後の日は巣立ちのセレモニーとして、新入社員各自に研修の成果、感想、そして今後の目標を発表してもらいます。大会議室に社長以下オフィスの全社員を集めてプレゼンテーションを行います。新入社員研修は東京で行われるため、遠隔地となる神岡本社・名古屋オフィスの社員に対してはTV会議を使って同様に実施します。
この新入社員研修の中で一番意識してほしいこと、身に付けてほしいことは「コミュニケーション」です。システムを構築する時にはお客様とのコミュニケーションが不可欠になります。三井金属ユアソフトの社員とお客様が知恵を出し合い、システムの形が決まって行くのですから、両者の知恵以上のシステムが勝手にでき上がることなどありません。知恵の出し合いが掛算の相乗効果になります。双方が1以上でないと掛算を行った時に全体が減ってしまいます。システム開発プロジェクトの中でそれぞれのメンバーの力をどう結集するか。必ず人と人とのつながりがベースになくてはなりません。
新入社員研修には、実はもう一つの側面があります。それは先輩社員に対する教育です。教える立場に立つことで、学ぶことが多々あります。初心を思い出すこともあるでしょう。社内でどう新入社員を育成して行くか考え、先輩社員が指導を分担し、また必要であれば社外研修も利用して、みんなでスキルアップを計る。一人ひとりのスキルアップが会社の”底上げ”につながるというイメージで新入社員研修を考えています。

プレゼンテーションの様子

東京オフィスでのプレゼンテーション

新入社員一同

TV会議でプレゼンテーション

研修を終えての新入社員の感想

ヘルプデスクチーム 李 直
3ヶ月の研修を通じて、社会人としての心構えから始まり、会社の基本業務までいろいろなことを学びました。研修中、沢山の人とやり取りすることによって、コミュニケーションの大切さを感じました。
自分の仕事は人と関わる仕事ですから、人とコミュニケーションを取り、信頼関係を構築することが重要となります。これから、研修で勉強できた知識を生かし、沢山の人に信頼されるように頑張っていきたいと思っています。
ヘルプデスクチーム 清水 将史
新入社員研修は外部の研修施設で1ヶ月間・社内で2ヶ月間受けさせていただきました。
外部ではマナー研修からコンピュータの基礎知識、社内では主にプログラミングを学びましたが、覚えることがたくさんあるため、非常に大変でした。
ただ、研修期間に学んだことは必ず業務に就いたときに必要になることばかりなので、真面目に取組むことで将来に生かすことができると考えています。
コンサルティングチーム 武田 悟
この3ヶ月間、自分を知る上でとても有意義でした。
研修ではビジネスマナーを始めとし、プログラミングの基本的なコーディングまで行いました。研修の中では自分の技術レベルを知る以外にも、いざ会社の環境に置かれたら自分はどう行動するのか、という観点にも気づきました。その観点から自分の評価できる点できない点、それぞれを把握して行動する、その重要性を実感することができました。

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