奥飛騨だより

飛騨高山雛まつりスタンプラリー(2012.4月号)

2012年4月号

 飛騨地方では道路の雪も消え、長い冬からようやく春の訪れを感じられるようになってきました。
さて今回は地元飛騨高山より「飛騨高山雛まつりスタンプラリー」の催しをご紹介します。
春の訪れが遅い飛騨地方では一か月遅れの4月3日に雛まつりを祝います。 それに合わせ、3月1日~4月3日の期間、市内およそ80か所に土雛や古今雛など代々伝わる雛人形の展示がされています。

 高山駅をはじめ市内の観光スポットにはスタンプ台紙がセットになったパンフレットが配布されており、案内を読んでみますと、 スタンプの押印の数によって景品が頂けるとの事でした。
 今回は家族サービスも兼ねて我が家の生き雛様2名と街中へのサイクリングに出かける事となりました。スタンプラリーの経路も慎重に選定し、いよいよスタートです。

 お雛様が展示されている場所は、宿泊施設や観光施設、一般の商店等様々ですが、 こちらは高山の一般的な旧家を無料公開してある市指定文化財のお宅で、「宮地家住宅」と言います。
やはりこういったお宅に飾ってあるお雛様は更に風情が違いますね。

 次に向かったのは、高山市政記念館(観光名所の中橋(赤い橋)すぐそば)です。
 明治時代の建物(旧高山町役場)で、市政の発展に関する資料が展示されている場所です。 古い町並みをタイムスリップ感覚で散策出来る様、裃や着物の貸出しもされているとの事でした。
こちらには古今雛が展示されていました。
※ 古今雛:寛政(1789-1801)の頃、江戸の人形師、原舟月が、古代雛を参考にして考案した雛人形。目の玉に水晶やガラスを入れた写実的なもの。

 その後、歩いたり、食べたり、休んだりしながら、半日で6箇所を周り、いよいよラスト、 高山駅前の観光案内所でついにゴールです。 景品は「ミニさるぼぼ」を頂き、生き雛様もご満悦の様子。
 景品は「ミニさるぼぼ」を頂き、生き雛様もご満悦の様子。

 ちょうどこの記事が掲載される頃には残念ながら本イベントが終了してしまいますが、 4月14日、15日は飛騨高山祭、5月1日~6月5日には今回同様に端午の節句の武者人形や鯉のぼりを展示したスタンプラリー を開催予定だそうです。
皆さんお誘いあわせの上、足をのばしてみてはいかがでしょうか。

<お問い合わせ>
高山市商工観光部観光課 0577-32-3333(代表)
高山市観光情報 http://www.hida.jp

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