飛騨高山雛まつりスタンプラリー・氷菓コース(2013.4月号)
2013年4月号
気付けばもう入社3年目、2011年12月号以来のHです。
皆様は"氷菓"(ひょうか)という小説をご存知でしょうか。2001年、米澤信穂(よねざわのぶほ)という高山市出身の作家により執筆された推理小説です。 テレビアニメ化もされた氷菓は高山市が舞台となっており、劇中にも実際に存在する施設や風景が多数登場します。
毎年雛まつりスタンプラリーは行われていますが、今年は町おこしの一環として氷菓の舞台を巡る"氷菓コース"というものが誕生しました。 (前回のスタンプラリーの記事はこちらをご覧ください)
<公式パンフレット>
スタンプの台紙でもあるパンフレットは、今年は左写真のように氷菓とコラボレーションをした仕様になっています。 氷菓コースの他にも4コースあり、巡ったコースによりもらえる景品が異なります。 氷菓コースは、オリジナルパッケージの入浴剤(先着2000名)がもらえます。
一人で巡るのも寂しいので、今回は2012年4月号のスタンプラリーの記事を担当された先輩のご家族にご一緒していただきました。 では張り切って出発です。
まずは"飛騨一宮水無神社"(ひだいちのみやみなしじんじゃ)に向かいます。 ちなみに"水無"は"みずなし"、"すいむ"と読むこともあるそうです。
水無神社は高山駅から車で15分ほどの所に位置する神社です。 今回は車で向かいましたが、バスや電車といった公共交通機関でも向かうことができます。
毎年4月3日に、”生きびな祭り”という祭りが催され、劇中でもその神社とお祭りが再現されました。 (生きびな祭りの内容についてはそれだけで記事が1つ書けてしまうので割愛します…)
<水無神社>
神社の事務所内にスタンプと小さな雛人形、さらにポストカードと氷菓の登場人物の作画を担当された方の直筆絵馬が飾られていました。 スタンプを押して、残り5つを巡るために高山駅前へ戻ります。
<直筆絵馬>
<煥章館>
続いて、高山市図書館”煥章館”(かんしょうかん)へ向かいます。 煥章館は明治時代の小学校を再現した図書館ですが、完成は2004年と比較的新しい建物です。
劇中では登場人物がある出来事について調べものをするために訪れます。
館内の写真撮影は禁止の為、外観の写真のみですが、中には立派なひな壇飾りがありました。
スタンプを押して、次の目的地へ。ここからは徒歩で巡ります。
次は商店街の中にある玩具店”ALLADiN”(アラジン)と喫茶店”バグパイプ”です。
ALLADiNは氷菓のストーリーには直接関係しませんが、玩具店ということでひな人形はもちろん、 氷菓グッズがこれでもかと言うほどたくさんありました。 ここでしか買えないグッズもあるので、ファンの方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
<ALLADiN>
バグパイプは作品のヒロインが主人公に悩みを打ち明ける場所として登場します。 お店の外にスタンプが設置されていました。今回はスタンプを押しただけですが、中の雰囲気は劇中でも忠実に再現されているそうです。 また、水出し珈琲が扱われているということで珈琲好きとしては改めて訪れてみようと思いました。
珈琲が名残惜しいですが、スタンプを押して次の施設へ向かいます。
<バグパイプ>
<まるっとプラザ>
こちらは、飛騨高山アンテナショップ”まるっとプラザ”です。 このお店もALLADiN同様、ストーリーに深くは関係しませんが写真を見てわかるように、氷菓を大々的に宣伝しています。 中にも氷菓特設スペースがありました。
店頭には氷菓関連のイベントはもちろん、高山で行われるイベントが紹介されているので、 高山観光の際にはまずこちらへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
スタンプを押していよいよ最後の施設へ向かいます。
<喫茶去かつて>
最後は喫茶去”かつて”です。喫茶店ではなく、喫茶去(きっさこ)です。喫茶去とは禅語で、「お茶でも召し上がれ」という意味だそうです。
他の施設と異なり、このお店は実際の雰囲気と劇中の雰囲気がかなり異なると感じました。 劇中ではお店が広く、座敷スペースは狭く描かれていますが、実際のお店はそんなに広くなく、座敷スペースが広めでした。 しかし、このお店は劇中では重要なシーンで登場します。
<抹茶と茶菓子>
最後の施設ということで休憩がてらお抹茶を頂きました。あまりお抹茶を頂く機会はありませんが、苦みと茶菓子の甘みが絶妙でした。
最後に観光案内所で、景品である入浴剤を頂いて今回のイベントは終了です。先着2000名の景品に間に合って良かったと思いました。
ご一緒頂いた先輩ご一家にはこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ワイワイ喋りながら楽しく巡ることができました。
<先輩ご一家と入浴剤>
土曜日にこのイベントに参加しましたが、朝早くから行動を始めた為か、そんなに人も多くなくスムーズに巡ることができました。 今年のスタンプラリーはこの記事を掲載した4月3日で終了しますが、同時に記事の初めてでも紹介した"生きびな祭り"が開催されます。 しかも今年は氷菓とコラボレーションされるそうで、例年とは違う"生きびな祭り"が見られそうです。 タイミング良く4月3日の日中にこの記事をご覧になった方は、16時まではお祭りが催されているようなので間に合うかもしれません。 4月3日を過ぎてこの記事をご覧になった方、氷菓がお好きな方やそうでない方も、高山市で行われるイベントをチェックしてみてはいかがでしょうか。
氷菓コースマップ
<より大きな地図で 氷菓コース を表示>