奥飛騨だより

ハーバリウム

2018年3月号

 皆様、寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
飛騨は、例年に比べれば今のところ降雪は少な目なのですが、それでも辺り一面銀世界です。

2月初旬 ウォーキング中に撮影

2月初旬 ウォーキング中に撮影

私はいつもお昼休みに、数名の社員と雑談をしながらウォーキングをしています。雑談の中で、「早く春にならないかなぁ。新緑が恋しいなぁ」とよく口にします。また「昔の人は畑仕事ができない厳しい冬の間に、保存食を作ったり、わらじを編んだりしていたのだろうねぇ」などという話も致します。そんな折、ふと私も何かを作りたいと思いたち、ネットで検索していましたら、巷で「ハーバリウム」というものが流行していることを知りました。

 そのサイトでは作成方法も記載されていたので、今回チャレンジすることと致しました。
ハーバリウムとは、押し花などを含めた植物標本を指します。しかし、今ハーバリウムとして流行しているものは、押し花やプリザーブドフラワー(生花と変わらない外観を持ちながら長期保存できる加工をした花)を専用のハーバリウム保存液に浸したものです。
ハーバリウムはどれくらい保存できるのかを調べましたら、「3か月~1年とも永久ともいわれている」と記載されていました。それはオイルの種類や花の状態でも変わるので、一概には言えないからだそうです。
 最初、ハーバリウムについて調べていたとき、画像でたんぽぽの綿毛を使用したものがありましたので、生花でも作れるのだと勘違いしていたのですが、たんぽぽの綿毛を使用したものは、特許加工で水分を抜く処理をしているので、ハーバリウムとして使用することができるのであって、生花や水分を含んでいるものはカビが生えたり、腐ったりするため使用することが出来ないことを知りました。
花屋さんに行って、ハーバリウムに使用できるものを探していましたら、小分けにされたドライフラワーや押し花が売られていましたので、今回はそちらを買ってきました。
(1パック500円でした。)
また、花屋さんでハーバリウム用の専用保存液は5リットル1万円ぐらいとのことでした。ベビーオイルを代用して作成できる記事を思い出したので、色落ちなどして保存期間が短くなるかもしれないことを覚悟の上で、今回はお金を掛けずに、ベビーオイルで作成してみることに致します。(1本300mlで500円ぐらいでした。)
また、使用する瓶は100円均一で購入し、準備は完了です。

ハーバリウム材料一覧

ハーバリウム材料一覧

作成はただ、瓶にドライフラワーや押し花を入れ、ベビーオイルを入れるだけです。

ピンセットでドライフラワーを入れる

ピンセットでドライフラワーを入れる

ベビーオイル投入

ベビーオイル投入

作成しているときは、とても地味に見えて失敗かもと思ったのですが、ベビーオイルを入れ窓辺に配置すれば、なかなか良いインテリアに見えてきました。いかがでしょうか。

ハーバリウムを窓辺に配置し完成

ハーバリウムを窓辺に配置し完成

ハーバリウム完成 拡大

ハーバリウム完成 拡大

興味を持たれた人がいらっしゃいましたら、是非やってみてください。今流行のインスタ映えになるのではないでしょうか。

次回はやはり、ドライフラワーや押し花もすべて自作したハーバリウムを作りたいです。
漫画で読んだのですが、押し花を簡単に作成する方法があるようで、クッキングペーパーではさんだ花をダンボールでサンドイッチにして輪ゴムでとめて電子レンジ600wで40秒~1分くらい加熱し、ゆっくりはがしてから少し乾燥させれば押し花が作れるそうです。
もう、辞書に挟んで1週間待つ必要は無いですね。
(あまりに小さいものや薄いものは焦げる危険があるので、10秒程度で刻んでレンジで加熱するのが良いそうです。実施される方は火災等に注意して作業願います。)

一度ハーバリウムを作成しましたら、やはりすべてを自作したいので、今まで以上に春の新緑や花が咲くのが待ち遠しい今日この頃です・・・。

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