春の飛騨散歩
2018年5月号
私が飛騨市に移住してから1年半が経とうとしております。まだまだ知らないことばかりですが、少しでも飛騨の魅力を紹介できればと思っております。
私の家は飛騨市役所から徒歩1分ほどの場所にあり、近くには飛騨古川駅、飛騨市図書館、白壁土蔵の街並みなどがある地域です。今回は自宅から半径1キロ圏内で日ごろから散歩している観光スポットを紹介いたします。
まずは、2016年夏に公開されたアニメ映画「君の名は。」のモデルになった場所。飛騨古川駅と飛騨市図書館の2箇所です。
飛騨古川駅は、映画のモデルスポットとしても有名で、アニメの聖地巡礼ということでたくさんの方が訪れる場所です。
この2枚の写真は、映画の場面と同じ風景が撮影できるポイントから撮ったものです。中でも古川駅構内の写真は、1番線と2番線に列車が止まる9:57からの1分間だけしか撮影できません。この写真を撮りにわざわざ海外から来る人もいるくらいです。
飛騨市図書館は、一見どこにでもある図書館ですが、ここも聖地巡礼の場所です。映画の主人公がヒロインを探しに糸守町について調べ、手がかりを得た図書館という設定で登場します。許可を取れば図書館の中も撮影することができます。
映画公開当初は日本人観光客がばかりでしたが、ここ1年は、中国や東南アジアを中心に外国人観光客が多くなっています。
最後に紹介するのが本光寺です。このお寺は本堂が飛騨地域最大の木造建築で巨大な門構えも圧巻です。境内には明治時代から大正時代にかけて、野麦峠を越え信州の製糸工場に出稼ぎに出ていた女工たちが寄進した玉垣があり、その関係から「あゝ野麦峠の文学碑が建立されています。
春には、敷地内の桜の木がライトアップされ、川向から本光寺を見ると幻想的な風景が広がっています。
飛騨地域は、本社がある神岡や外国人観光客がたくさん訪れる飛騨高山、白川郷などがあり、とてものどかで美しい場所です。皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。