奥飛騨だより

飛騨市河合町のローズガーデン

2018年7月号

 梅雨をスキップして突如現れた「夏」に身体がついていけていない私ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。今月は神岡町から足をのばし、飛騨市河合町からお届けいたします。

 取材したのは『香愛(かわい)ローズガーデン』です。先日ラジオで紹介しているのを聞き、興味本位で覗いてみることにしました。
 当社から国道41号線を南方へ車で走らせること約30分の場所で、近くにはオートキャンプ場などがあり夏は多くのアウトドアを楽しむ人でにぎわう場所でもあります。車内に吹き込む暖かい風、鳥のさえずる声、川の流れる音、これらが絶妙に混ざり合いとても心が安らぎました。これだけでも足を運んでよかったなと思いました。

香愛ローズガーデン看板

香愛ローズガーデン看板

古川駅前ロータリー

つぼみ混じりのバラ

 香愛ローズガーデンは、8,300㎡の観賞用農園に1,300種5,000株のバラが栽培されてとても見ごたえがある農園です。
香愛ローズガーデンへ行こうと決断したのが遅い時間であったため、閉園間際の入園で私だけの貸し切りローズガーデン。園内は西陽が差し込み、眩い目を開けた瞬間驚きました。花でいっぱいかと思いきや、まだらなバラたちが私を出迎えてくれました。花に近づいて、よくよく見てみるとこれから盛大に咲こうと身を潜めているつぼみ達。私の驚いた顔を見た係の方が「来園頂くのが少し早かったですね!」と声をかけて頂きました。6月ではなく、7月がピークであることも教えて頂けました。その頃にもう一度訪ねれば、きっと5,000株のバラが咲き乱れるところを見られたのかなとつぶやきました。付き合いはじめのカップルの初夏のデートコースにも最適かなとあれこれ考えながら、ピンク色から紫色に近いバラを眺めながら思いにふけっておりました。

恋人へ気持ちを伝える為のアイテムとして君臨しているバラ。花言葉、名前の由来、語源など話題に尽きることのないバラ。やはり花の代名詞といっても過言ではないくらい、メジャーな花だと思います。花の色、贈る際の本数によっても花言葉が違うそうです。ここで紹介していては切りがないので、印象に残ったものを少し紹介します。

  • ● バラ3本…愛しています(想像できる範囲かと思います)
  • ● バラ15本…ごめんなさい(正直、驚きました)
  • ● バラ16本…不安な愛(どういう時に渡すのでしょうか)
  • ● バラ108本…結婚してください(聞いたことがある本数と花言葉だと思いました)

 バラをじっと眺めていると、絵を描く、歌の歌詞にする、比喩表現に用いる、香水にするなどいろいろなものに、さりげなく寄り添うことのできる「花の女王様」なんだと、今回の取材を通し教わった気がします。

 いつか家族へ、いつかお世話になったあの人へ、素敵な花言葉をバラにしたためて、いつかきっと…。

7月になるとバラのアーチに?

7月になるとバラのアーチに?

色々なバラ

色々なバラ

(参考)
飛騨市公式観光サイト
https://www.hida-kankou.jp/spot/3846/

■アクセス■
JR高山本線角川駅から車で約3分(徒歩約20分)駐車場あり(50台)
住所:〒509-4301 岐阜県飛騨市河合町角川780
料金:大人300円、小人無料(中学生以下)※団体10名以上10%割引

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