奥飛騨だより

飛騨古川駅から石川県能登島までのサイクリング

2018年11月号

10月になり飛騨の木々たちは段々と綺麗な色に染まって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の奥飛騨だよりは、
岐阜県飛騨古川駅から石川県能登島までのサイクリングのお話です。
三井金属ユアソフト神岡メンバーにはロードバイク好きが多く、今回はそんな仲間とサイクリングに出かけました。

ちなみに・・・飛騨古川駅から石川県能登島までの距離は150kmあります。
私はそんな途方もない距離を自転車で走るのは初めてで、不安でもあり楽しみでもあり、複雑な気持ちで旅に出かけました。

出発時の天候は曇り、気温は6℃と10月にしては肌寒い気候です。
朝6時に集合し、さっそく飛騨古川駅を出発しました。
飛騨古川から富山まではひたすら林道を走ります。

古川駅

古川駅

途中の山道

途中の山道

一時間ほど走ると、飛騨市宮川村にある「宮川村史跡」に到着、天候も徐々に良くなり、朝日も差して来ました。
綺麗な山々に囲まれ清々しい気持ちで、日々のストレスも抜けていく感じがします。

宮川村史跡

宮川村史跡

宮川村史跡からの風景

宮川村史跡からの風景

朝8時半に、富山県に突入。
富山県と岐阜県の県境までは40km程度ありますが、ほぼ下り道で気分爽快に走れました。
途中、道の駅「林林」で少し休憩しましたが、ここは新鮮な鮎の塩焼き・五平餅・団子など味わえ、お勧めの道の駅です。

富山県に入ると道も徐々に開け、立山連峰を横目に、のどかな平坦道を快調に走り続けます。道端にはコスモスが咲き乱れていて、とても綺麗でした。

道の駅 林林

道の駅 林林

一面に広がるコスモス

一面に広がるコスモス

午前11時、ようやく最初の目的地である「新湊大橋(全長600m、塔高127m)」に到着しました。 新湊大橋は2層構造になっており、車道の下層部分が歩道になっています。私達は自転車共々エレベータで歩道に上がり、徒歩で橋を渡りました。 周囲に海の無い飛騨市からのスタートでしたが、一面に海が広がりいつも以上に感動の景色です。この時点で走破距離は90kmに達しました。

新湊大橋

新湊大橋

新湊大橋_エレベータ口

新湊大橋_エレベータ口

新湊大橋からの風景

新湊大橋からの風景

新湊大橋_道路下の通路

新湊大橋_道路下の通路

「新湊きっときと市場」で昼食をとり、ゴールを目指し再びサイクリング開始です。
新湊から能登島までのルートは大きく2パターンあり、「少し距離の長い海岸コース」と「ゴールまでほぼ直線の山岳コース」で、距離にして10km近く違いがあります。
この日の海岸沿いは強風の向かい風という事もあり、「ゴールまでほぼ直線の山岳コース」を選択しました。

しばらく平坦な道を走ると山道に入り、延々と急勾配の上り坂が続きます。 100km近く走っている私達は体力の限界を超え、結局ロードバイクを押して山道を歩くことになりました。 途中すれ違うサイクリストに励ましの声をかけてもらいながら、宿の食事とビールに思いを馳せ、何とか登り切りました。

そこからは疲れた体にムチ打ち、何とか旅の最終目的地である能登島の宿に到着し、海の幸で腹ごしらえ!ビールもひときわおいしく感じました。
岐阜・富山・石川と3県をまたぐ長い旅になりましたが、大きな達成感が感じられる楽しい旅でした。

能登島の風景

能登島の風景

能登島大橋

能登島大橋

皆様も機会があれば、長距離サイクリングに出かけてみてはいかがでしょうか。

■サイクリングルート(ルートラボ)
https://yahoo.jp/Md2-Uc

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