あるとこにはある、雪。
2020年3月号
今年は例年になく暖冬で、飛騨らしい雪景色が見られない変わった冬でした。冬の飛騨地区小中学校ではウィンタースポーツの課外授業があります。
中でも花形を飾るのが「スキー」です。スキーがうまい男の子は女の子から注目浴び、持て囃されていた遠い記憶が、スキーを見るたびに蘇ります。
近年はスノーボードブームですが、その影響をものともせず、今でも「スキー」なのです。
雪を求め白銀の世界でシュプールを描くべく市営の「飛騨高山スキー場」へ足を延ばしてみました。
場所は当社から南方へ国道41号線と県道462号線を経由すること約1時間半の場所にあります。
「国立乗鞍青少年交流の家」の標識を目印に向かって頂くとわかりやすいかもしれません。
スキー場は標高約1,500mの北アルプスが一望できる非常に眺めの良い場所にあります。
しかし、写真見て頂ければお分かりの通りスキー場に雪があるのか、不安になるくらい道路には雪がないのです。
急こう配な坂を上がるにつれ、ようやく雪が沿道脇に現れましたが、今度は太陽が機嫌を損ね、曇り空になってきました。
引き返そうかなぁと思うほどでした。そうこうしている間に、スキー場入口が車のフロントガラスに映りました。
スキーの準備をし始めると、先ほどまで機嫌の悪かった太陽が、眉をひそめるほどの光をゲレンデに降り注いでいました。
「引き返さず来て良かった」と都合のよいことを思いながら超特急でスキーの準備を終えました。
早速リフトに乗ってシュプールを描くべくゲレンデに飛び出しました。
少年の頃は持っていなかった贅肉のせいか、シュプールとは程遠く、転倒による「雪の華」を描いてしまいました。これはこれで見事だったと思います。
小学生のわが子に負けぬよう、雪と健康が続く限りスキーを継続したいと決意しました。
以下、ゲレンデの景色をこのコラムをご覧の皆さんへのプレゼントです。
(参照)
高山市公式観光サイト:http://kankou.city.takayama.lg.jp/takayama-ski/index.html