花の森 四十八滝山野草花園の散策
2020年7月号
7月号はクリンソウ(九輪草)が見ごろを迎えた花の森 四十八滝山野草花園の様子をお伝えします。
今回紹介する花の森 四十八滝山野草花園は、高山市国府町の宇津江四十八滝県立自然公園の麓にある施設です。
三井金属ユアソフト本社から車で国道41号線を南下し45分位の場所にあります。
ホウノキやナラ、白樺の森を活かし、5月下旬から8月上旬の間、以下の花を鑑賞することができます。
●クリンソウ | 約 | 150,000本 | (開花時期:5月下旬~6月中旬) |
●ササユリ | 約 | 20,000本 | (開花時期:6月中旬~7月上旬) |
●アジザイ | 約 | 5,000株 | (開花時期:7月上旬~8月上旬) |
●ミズバショウ | (開花時期:5月~7月) | ||
●ナツツバキ | (開花時期:6月中旬~7月上旬) |
開園時間は8:00~16:00となっており、入園の際は清掃協力金として大人300円、子供(小学生)100円が必要です。
6月中旬のこの日は、30人ほどが来園しており、クリンソウを一目見ようと家族連れや、
大きなカメラを担いだ人など、それぞれ思い思いに花を愛でていました。
クリンソウは、北海道南部から本州、九州の山麗、湿地に生える多年草です。
花茎を中心に円状に花が咲き、数段に重なる様子が、仏閣の先端である「九輪」に似ていたことからその名がついたとされています。
他にも花が9段にも重なって咲くためクリンソウと呼ばれているともいわれてます。花の色は濃い紅紫色が多く、ピンクや白は変種のようです。
元々渓流沿いに自生する植物のため、高温多湿に弱い品種のようですが、自宅の庭に植え育てる人もいるようです。
花言葉は「幸福を重ねる」という素敵な花言葉がついています。
他の花を探してみると、紫や白のアヤメが咲いていました。北海道から九州まで広く分布しており、多くは山の草地に自生するものが多いそうです。
花言葉は「よい便り」、「メッセージ」、「希望」です。
取材した日は初夏の日差しの中、気持ちよく花と新緑の織り成す景観を楽しむことができました。園内一回りに大人の足で約1時間位かかります。
道は舗装されており坂道の傾斜もゆるやかなため、大人も子供も楽しく散策できます。
飛騨にお越し際は足を運ばれてはいかがでしょうか。
■高山市観光情報 花の森四十八滝山野草花園
http://kankou.city.takayama.lg.jp/s/2000002/2000495/2000270.html
■花の森 | 宇津江四十八滝温泉 しぶきの湯 遊湯館
https://48taki.com/garden/index.html