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事業内容

金属製錬

亜鉛製錬金属リサイクル工場

亜鉛製錬事業では、亜鉛精鉱から不純物を取り除き、高純度の亜鉛の地金および合金を製造しています。亜鉛は鉄を錆から守る性質を持つため、自動車、建設などに使われる鋼材のメッキをはじめとして幅広い用途に使われており、当社では年間約64,000tの亜鉛地金を製造しています。金属リサイクル工場は、ISO9001、ISO14001、ISO45001の認証を取得しており、環境・安全対策や品質の更なる向上に取り組んでいます。

また、鉛リサイクル製錬事業との連携により、一般的な亜鉛製錬の工程では回収が困難な元素を回収可能であることに加え、世界最高水準の製錬技術によって、多様な原料を処理できることが当社の競争力に繋がっています。更に製錬の過程で発生する残渣や排水を一貫して処理する高度な技術や施設を活かして、小規模かつ内陸に位置するというハンディキャップを乗り越えてきました。

亜鉛製錬事業は世界規模での激しい競争が繰り広げられており、その競争に打ち勝つため更なる技術レベルの向上とコストダウンに挑戦しています。山椒は小粒でもピリリと辛い。当社はそんな会社を目指します。

電解工場
電解工場
SDGs_9

長い歴史から生み出された豊富な知識と経験を活かし、主に防錆剤やダイカスト製品の材料として建材や自動車に使用され、産業の基盤として社会を支えています。

鉛リサイクル製錬金属リサイクル工場

鉛リサイクル製錬事業では、自動車用などの廃バッテリーや亜鉛の製造工程で発生する中間品、鉛を含む滓類を原料として、電解製錬によりリサイクルを行っています。電気鉛は再びバッテリー材料(電極材)などの用途に使用されます。原料中に含まれている、貴金属の銀、レアメタルのビスマスは当工場で回収し、金やその他の有価金属も三井金属グループの製錬ネットワーク内で回収するなど、マテリアルリサイクルの深化を進めています。また、廃バッテリーのケースは再生プラスチック原料としてリサイクルしています。

当工場はISO規格認証の他に「産業廃棄物処分業」「特別管理産業廃棄物処分業」の許可を取得しており、環境保全という点で大きな役割を担っています。2002年には循環型社会の形成に向け、再利用、省資源等に貢献した事業所等を表彰するリデュース・リユース・リサイクル(通称3R)推進功労者等表彰事業において、内閣総理大臣賞を受賞しました。当社には、長年にわたり培ってきた技術と実績、経験があります。

これからもマテリアルの知恵を活かし、効率的かつ環境に優しいリサイクル事業を通じてSDGsに貢献します。

鉛鋳造工程
鉛鋳造工程
EMK鉛
EMK鉛
バッテリー破砕工程
バッテリー破砕工程
SDGs_12

自動車、産業用の廃バッテリーに含まれる鉛、プラスチック等の資源を再利用することにより循環型社会に貢献しています。