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事業内容

機能材料・触媒

金属粉製造機能性粉体工場

機能性粉体工場では銅、銀、亜鉛、錫などを原料とした各種粉体を製造しています。製造した粉体(金属粉)は電子材料、粉末冶金、防錆塗料など多彩な用途に使用されています。

特に電子材料分野においてはスマートフォンを始めとした電子機器や自動車など様々な製品の回路材料として使用されており、長年にわたって産業の発展に貢献してきました。

これら多品種の製品を製造するために、これまで培ってきた水アトマイズ法、ガスアトマイズ法、湿式還元法などの製造方法を用途やニーズに合わせて選択しています。

近年、電子部品の小型化に伴い、微粒の粉体に対するニーズが高まっており、とりわけ銅粉、半田粉ではその傾向が顕著です。機能性粉体工場では、積層セラミックコンデンサ(MLCC)の端子電極用銅粉や、3D積層造形用銅合金粉の開発に力を入れており、最新施設の導入によって高品質な製品を供給できる体制を整え、日々競争力の強化に努めています。

当社は、これまで蓄積してきた乾式、湿式の粉体技術を基礎に、これからもお客様の要求にマッチした金属粉の開発・製造を行い、より良い製品を提供していきます。

アトマイズ工程
アトマイズ工程
検査工程
検査工程
金属粉各種製品
金属粉各種製品
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電子機器の小型化や高性能化に欠かせない積層セラミックコンデンサ(MLCC)や最先端3Dプリンターに使われる材料を製造しており、電子機器のイノベーションに貢献しています。

触媒製造触媒工場

触媒工場では、二輪車用・四輪車用(ガソリン車、ハイブリッド車)の排ガス浄化用触媒を製造し、主に日本国内のお客様へ供給しています。触媒の機能は、白金、パラジウム、ロジウムなどの貴金属を用いて、自動車エンジンの排ガスに含まれる有害物質を浄化することであり、車両に対する規制値への適合及び環境汚染対策に貢献しています。

また、地球環境への配慮から、触媒に要求される性能は年々高まっています。そのような環境下で三井金属グループでは、世界各国の排出ガス規制に適合する排ガス浄化用触媒の開発を進めており、アジア(タイ・インド・中国・インドネシア・ベトナム)、北米(アメリカ)に製造・販売拠点を展開しています。

当社の高い技術力を活かして、省貴金属化と浄化性能の両立を実現することで、今後も大気汚染の改善に寄与し、クリーンな社会に貢献する製品を提供していきます。

排ガス浄化用触媒イメージ
四輪車用触媒(左)と二輪車用触媒(右)
四輪車用触媒(左)と二輪車用触媒(右)
触媒の作用
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自動車から排出され、大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)などの有害物質を無害化することで、地球環境の保護に貢献しています。

化成品製造化成品工場

化成品製造事業は、コンデンサの製造および販売を行っているエーアイシーテック株式会社と当社との共同事業として運営されており、アルミニウム電解コンデンサ用の陽極箔を製造しています。

当社では、飛騨の豊富な水、比較的安価な電力コストといった立地的なメリットに加え、金属リサイクル工場で生産される硫酸を活用することによって効率的な生産を行っています。コンデンサ市場は競争が激化し、販売価格、受注ともに厳しい状況が続いていますが、設備効率・製品不良率などの技術係数の向上に努め、更なる品質強化、コストダウンを進めていきます。

化成箔工程
化成箔工程
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二酸化炭素を発生させない風力発電、太陽光発電等の再生可能エネルギー事業に不可欠な電子部品を供給することで、脱炭素社会の実現の一翼を担っています。