ショコラの祭典と柑橘祭
2021年3月号
年始早々、筆者が住んでいる富山県では35年ぶりに1メートルを超える積雪がありました。
全国ニュースでも取り上げられ、SNSでも話題になるなど、ご存知の方も多いかと思います。
三連休だったので出かけたい気持ちもありましたが、コロナ禍と1メートル超えの積雪でそれどころではなく、雪かきだけで三連休が終わりました。
2月に入ってからも数十センチの積雪があり、春の訪れはまだまだ遠そうです。
今月は富山市の中心街にある百貨店で行われたバレンタインデーのイベント「ショコラの祭典」と、
隣接する広場で開催された「柑橘祭」の様子をお届けします。
イベントに訪れたこの日は立山連峰がよく見えるほどの晴天で、気温も10℃を超え、雪もほとんど溶け、とても過ごしやすい日となっていました。
まずは「ショコラの祭典」からご紹介します。バレンタインデーのイベントなので、様々なお店が出店し、様々なチョコレートが販売されます。
毎年イベント開催直後に訪れているのですが、今年は後ほど紹介する柑橘祭の開催日である2/13・14に合わせ、終盤に訪れました。
終盤だったためマップで紹介されている店舗の約半分が売り切れ状態に…。そのためか週末にも関わらずお客さんの数はまばらでした。
密を避ける、という意味では良かったのかもしれませんが、目的だったチョコレートの3つの内2つが買えませんでした。
1つ買えたのは毎年買っているフォルクスワーゲンの車の形を模したBeetleチョコレートです。
ミニカーが付いており、チョコレートよりおまけで付いてくるミニカーが目当てだったりします。これが買えただけでも訪れた甲斐はありました。
次にご紹介するのは百貨店に隣接する広場で開催されていた「柑橘祭」です。
富山県内で柑橘を扱っているお店の出店はもちろん、広島や九州からも出店されていました。
生まれ育ちが広島県の筆者にとっては、足を運ばずにはいられないイベントです。
ここで目を引いたのは広場に設置されたコタツでした。冬と言えばミカンとコタツ、ということですね。
写真のコタツは入り口に設置された電源が入れられていないものでしたが、奥の方には電源が入ったコタツが2台あり、
子供連れのご家族がコタツを囲って温まっているようでした。
お店にはミカンはもちろん、いよかん、デコポンや文旦と言ったいろいろな種類の柑橘類が並べられていました。
その中でも筆者が気になったのは「レモンのハチミツ漬け」です。
レモンの産地で世界的に有名な所は?と尋ねられると、イタリアの「シチリア」と答える方も多いと思います。
瀬戸内海に面している広島県は、そのシチリアに地形や気候が非常に似ており、農薬や化学肥料を使わなくてもとても美味しいレモンが採れると有名です。
買ってみた「レモンのハチミツ漬け」はお店の人曰く、「そのまま食べてもいいし、パンに塗ってもいい。お湯に溶かして飲んでも美味しいよ」と仰っており、
試食ではそのままいただいてみました。ハチミツ漬けなのでレモンの酸っぱさは無くなっているのですが、
それでもレモンの風味は残っており、そのまま食べた方が絶対美味しいと思える一品でした。
チョコレートやハチミツ漬けなど、たくさん甘いものを買ってしまった日になりましたが、体調を崩さない程度に、ほどよく美味しくいただいていきたいと思います。
出かけづらい日々が続きますが、こういった近隣のイベントに足を運んで息抜きをしてみるのもいかがでしょうか。