Interview02

まだ存在しない製品を設計し、
世に出していく面白さ
製造統括部 生産技術部 生産技術グループ
2017年入社 Y・KATAYOSE
短大卒・新卒入社

世界でただ1つの形状を製品にしていく

現在担当している
業務について教えてください。

お客様に提示していただいた製品の形状と当社の製造工程をすり合わせながら、実際のダイカスト製品向けに設計を行い、最適な製造工程を準備・構築していく業務になります。基本的にはお客様が図面をお持ちなので、製品に求められる仕様性能とともに、鋳造でつくり込みが可能な形状であるかどうかといったことの検討・把握を行っていきます。また、品質をより高められるよう「こういった形にしてはいかがでしょうか」といった提案もさせていただいています。

お仕事のやりがいは
どのようなところにありますか?

まだ存在してない製品に自分の考えや意思が反映されて、実際に世の中へ出されていくというところに大きなやりがいを感じます。当社は自動車用LEDヘッドランプ部品を主力としていますが、たとえば当社の製品が搭載された車種を街で見かけて、「あの車にも自分が設計した製品が乗っているんだ」と思えるのはやはり嬉しいです。最近は自動車向けでECU(Electronic Control Unit)等の電装部品に対する需要も増えていて、EV(Electronic Vehicle)およびHV(Hybrid Vehicle)の基幹部品をつくることに関われているという感覚もあり、さらにやりがいが増しています。

設計ができる仕事に即決

入社動機や「入社して良かった」と
思えることを教えてください。

学生時代からCADを使った設計を学んでいて、実際の製品を3次元モデルでつくったりすることに面白味を感じていました。それで、地元山梨でかつ設計ができる仕事を探していたとき当社の求人が学校に来ていたので、すぐ会社見学の希望を出しました。で、実際に見てみて、「ここだ!」と思い、そのあとは結構スムーズに決まった感じです。あと、入って良かった点はダイカスト製品づくりに関する多様な知識を身につけられるところ。私が所属する技術課は、お客様との交渉はもちろんのこと、鋳造・加工・表面処理という各工程を担当する方々とも密接にコミュニケーションを取りながら情報やデータを集めたりしていく必要があります。そのなかで、お客様の思想や自動車業界全体の動向、さらには各工程に関するさまざまなノウハウを学ぶことができるという点に大きな面白味を感じています。

解析のノウハウを磨き、製品設計に活かしていきたい

今後、ご自身のどのような
ところを成長させていきたいと
考えていますか?

最近の設計では、溶融したアルミニウムがダイカスト金型の内部をどのような経路で流れていくかといったことを3次元モデルで流動解析するケースが増えてきました。設計については学校で専門的に勉強してきたことをスキルアップさせていくという形ですが、こうした解析はまったくの別分野ですし、私としては完全に初めての領域です。ですから、「各種パラメータを設けて注入に最適な条件を探る」「解析結果を実際の金型づくりフィードバックしていく」等々、学んでいかなければいけないことが非常に多い状態です。適切に解析を行って、「この部分をこうすれば、これだけ良くなります」といったことをお客様に提案していくことが今後は一層求められるようになると思っていますので。

休日または仕事以外の時間は
どのように過ごしていますか?

学生の頃からずっとバスケットボールをやっていて、今でも社会人のチームで週に3~4回はゲームに出たりしています。山梨県内では20チーム弱ありますけれども、所属チームだけでなく、あちこちに顔を出していて(笑)。そうした自分の時間をきちんと楽しむことは仕事で成果を挙げるうえでも大切ではないかなと感じていますし、今は「仕事は仕事、休みは休み」ということで、かなりバランス良く時間を割り振れているように思います。

長く働くからこそ、楽しいと感じることのできる環境へ

三井金属ダイカストへの
応募を検討している方々に
メッセージをお願いします。

これは私自身が就活中に考えたことでもありますが、原則、私たちは入社してからおよそ40年間、生きていくため働くことになります。それなら自分が少しでも興味を持てる仕事というか、「これは楽しいな」と思えることがある環境を選ぶことが大切になるのではないかなと感じます。あと、特に私が所属する技術課に関して言えば、人とのつながりが重要になると思っています。お客様とのやりとりはもちろん、実際の製造工程を担当する各部門の方々にお願いすることも大変多いので。そこで、たとえばお客様からの試作リクエストと現場の量産予定がバッティングしてしまうようなケースもありますから、そうしたことを適切に調整して仕事を進める能力も大切です。その辺のコミュニケーション力が高い方は羨ましいというか(笑)、自分の課題でもありますし、そうした方々とご一緒に仕事ができたらと思います。

製造統括部 生産技術部 生産技術グループ
2017年入社 Y・KATAYOSE
短大卒・新卒入社