Interview04

表面処理という仕事を通じて、
社会に貢献するお手伝いを
製造統括部 ダイカスト加工部 表面処理グループ
2017年入社 Y・MITANI
大学院卒・新卒入社

コア部品の性能向上に携わることができる仕事

現在担当している
業務について教えてください。

私が所属している製造部表面処理グループでは、主に鋳造・加工後の自動車部品に対してアルマイト処理により製品の防錆性やヒートシンクとしての放熱性を高め、また蒸着プロセスによってLEDヘッドランプの反射面を形成する処理を行っています。私はそこで製品の歩留まりや性能の向上、あるいはコスト削減を実現するための工程管理や試験・開発を担当しています。また、現場で実際の製造に従事する方々が作業するための作業手順書や標準書作成も行っています。

お仕事のやりがいは
どのようなところにありますか?

作業手順書や標準書の作成を通じて、実際に作業を行う方々が少しでも快適なやり方・環境で作業しやすくなっていただければやりがいを感じます。また、最近はHVやEVの増加で自動車の中核部品を当社が担うケースが増えてきました。アルマイト処理においても放熱性向上のため皮膜の厚膜化が求められており、「どのような液温度・電圧・濃度条件なら厚膜化できるか」等、試験を組み立てながら中核部品の開発に携わることができているのは責任感もあり大変やりがいを感じています。

化学の力で世の中を良くしていきたい

入社動機や「入社して良かった」と
思えることを教えてください。

大学で触媒等の研究をしていた私は、就活にあたって「世の中に役立つものを、化学の力を活用してつくっていく仕事に就きたい」と考えていました。当初は化学系の会社に目を向けることが多かったのですがあるとき大学の企業説明会で当社と出会い、表面処理により自動車部品の性能を高めることにも化学の力が活用されていることを知りました。そのなかで表面処理液を独自開発していたりもするというお話を伺っているうち、「すごく面白味のあるお仕事だな」と感じて応募を決意し、無事入社させていただきました。
実際に働いてみると、学生時代に研究していた専門領域がそのまま活用できるケースもあり、入社できて本当に良かったと思っています。表面処理によって機能性を高めるといった技術は世の中を良くしていくことにつながるし、今は自分の専門性を活かせていると感じます。

将来も見据え、先輩方の技術を伝えていきたい

今後、ご自身のどのような
ところを成長させていきたいと
考えていますか?

目の前の技術開発も大事ですが、そこに会社の今後を重ねたうえで、たとえば将来の工程自動化に向けて今から準備するべきことを考えるといったことも重要だと思っています。ただ、そこまで見据えて仕事をする力が今の自分にはまだ足りていないと感じています。会社の未来についてたくさんの考え方を持っておられる先輩方についていけるよう自分自身も成長していきたいと思います。また、実際の製造作業は担当する方々の経験やノウハウによる部分も大きいので、今のうちに技術を学び標準化していくことも課題だと感じています。今後はいつまでも新入社員ということで先輩方を頼ってばかりいられないので、私たち自身が学んだことを後輩たちへ伝えられるようにしていかなければならないと考えています。

休日または仕事以外の時間は
どのように過ごしていますか?

仕事がない休日は家でのんびり過ごすことが多いです。特に学生時代は部活動や自分の研究で家にいないことも多かったのですが、現在は働くようになって時間的にも経済的にも少し余裕を持てるようになりました。なので、今は家で過ごす以外にも、家族や友達と食事に出掛けたり買い物に付き合ったり、ときには旅行に行ったりもしています。

専門分野だけにとらわれず、幅広い視点と柔軟な発想を

三井金属ダイカストへの
応募を検討している方々に
メッセージをお願いします。

私自身はもともと「自分の専門性を活かしたい」という気持ちが強く、就活でも当初は自動車部品という領域にあまり目を向けていませんでした。しかし入社してみると自分がやっていたことにすごく近かったという発見があり、今は「この会社に入って本当に良かった」と感じています。現在就活中の皆様もご自身の専門分野を大事にするとともに幅広く会社を見ながら良い出会いを期待していただきたいと思います。また、実際の仕事では自身の知らないことについても柔軟に考え、発想できる力も大事になると思います。独自の発想など気軽に伝えながらコミュニケーション力も養っていける会社でもありますのでぜひ一緒に働いてみませんか。

製造統括部 ダイカスト加工部 表面処理グループ
2017年入社 Y・MITANI
大学院卒・新卒入社