わたしたちの未来発想

未来を描き、
新しい価値を創造する

私たちはこれからも、未来のニーズを見据え、次の100年に向かって邁進し、地域社会の皆様と共に成長していきます。

100年の歴史 三池製錬100年の誇りと真髄

100年の製錬技術と知恵が、価値を創る

100年超の歴史を誇る非鉄金属の製錬技術と、それを活かす技術者の知恵が私たちの真髄です。
1913(大正2)年に亜鉛地金の国産化を目指して歩みを始めました。以来、多くの産業に向けて確かなクオリティの製品素材を提供し続け社会の発展を下支えしてきました。精鉱を原料とする製錬からリサイクル製錬に転換した今でも、技術の真髄は変わりません。
三井金属グループの「マテリアルの知恵を活かす」のスローガンのもと、時代に求められる製品を提供し続けています。

これまでも、これからも地域とともに

前身である神岡鉱山附属大牟田亜鉛製煉所の創業当初から私たちの歩んできた歴史は、大牟田地域の発展とともにあります。町の風景の一部として多くの方に記憶していただいている、工場の高くそびえる煙突「横須太郎」。町のどこからでもよく見えるその姿は、地域の一員としての誇りと責任を私たちの胸に強く自覚させてくれるものです。地域の皆様に支えられていることに感謝し、これからも地域とともに成長していきます。

環境問題の解決 資源を守り、循環する社会へ

資源リサイクルを当たり前に

私たちが目指すのは、限りある資源をループさせる循環型社会に変えること。「採る、つくる、捨てる」という直線的だった資源の利用を、リサイクルの輪でつなぐこと。亜鉛や銅などの天然資源は限りあるものですが、世界的に資源の爆食と枯渇が進んでいます。
一度その役目を終えた廃棄物に、新しい命を吹き込み、価値ある「資源」として再び社会に送り出す。
資源のリサイクルを世の中の当たり前に変えていく。これが、私たちの使命です。
地球環境を守るため、私たちの暮らしを守るため。非鉄金属のリサイクル製錬技術をさらに磨きあげ、資源リサイクルの輪を広げていきます。

これまでも、これからも、サステナブル発想

サステナビリティという言葉が世に生まれるずっと前から、廃棄物をリサイクルする再資源化に取り組んできました。三池製錬の先人たちは、減り続ける鉱石に替わる原料として廃棄物の潜在能力にいち早く目を付けていたのです。私たちはリサイクル製錬事業を通じて、循環型社会の構築、ひいては持続可能な社会の実現を目指します。
地球環境を守るとともに、あらゆる産業からの資源供給ニーズに対応する―。この二つの目的を両立できるよう、私たち自身の持続的な成長を図ってまいります。

資源循環社会の実現 深化と進化で描く資源の無限ループ

リサイクル製錬技術を深化させる

誰かにとって不要となった廃棄物も、私たちにとっては金属を含む貴重な「資源」。年間約4000万トン発生する廃棄物から、亜鉛や鉛を回収することができます。製鉄所やメッキ工場で排出される亜鉛ドロスなどを原料とし、付加価値の高い高純度の酸化亜鉛をつくりだすことができます。人体に有害なダイオキシンや低濃度PCBを含む廃棄物も無害化して資源化することができます。
リサイクル製錬の先駆者として、私たちは独自のリサイクル製錬技術と唯一無二の溶鉱炉(MF炉)の処理能力をさらに深化させていきます。日本で大量発生する廃棄物の中には、まだまだ多くの資源が眠っているはず。処理が難しいとされている廃棄物も余すことなく有効活用できるよう、処理技術、金属の回収能力の向上に努めていきます。リサイクル製錬とは、廃棄物から資源という価値を創りだすこと。独自開発した世界唯一のMF炉とグループのネットワークを活かし、廃棄物の利用価値をさらに広げていきます。

地球に、ひとに、やさしいカタチへ

資源リサイクルの過程そのものも、地球に、人に、やさしいものへ。製錬は環境負荷が大きい事業です。私たちは、日本での公害が社会問題化した1960年代から、廃棄物の減量や排水の中和処理、大気汚染防止など環境保全対策に取り組んできました。地球環境に対する責任をこれまで以上に自覚し、廃棄物を一切出さないゼロエミッションやエネルギー利用効率の向上など、事業活動に伴う環境負荷を減らす取り組みを強化していきます。
カーボンリサイクルや再生エネルギーの利用拡大といった製造プロセスのさらなる進化も目指していきます。