氷点下の森
2014年4月号
今年は2月に各地で大雪を記録するほど寒い日が続きましたが、 4月になりここ岐阜県飛騨市でもだいぶ暖かい日が続くようになってきました。
そんな春らしい月ではありますが、今月は岐阜県高山市朝日町にあります 「氷点下の森」とその周辺のスポットをお伝えします。
三井金属ユアソフトの本社がある飛騨市神岡町からですと、古い街並みで有名な高山を経由して氷点下の森へ向かいます。 神岡から国道41号線で約1時間、高山へ到着です。普段なかなか高山方面に行くことがないため、 高山へ行ったら是非寄ってみたいと思っていたパン屋さん「トランブルー」へも行ってみました。
トランブルーはテレビでとり上げられたり、パン作りの技術を競う世界大会で金賞を受賞したりと 世界的にも有名なパン屋さんです。店内に入るとパンの香ばしい匂いが店内を漂っていました。
人気の高さから、売り切れのパンが多く少々残念でしたがその中でも好みのパンを4つ程購入しました。 車内にパンの匂いを漂わせながら氷点下の森へ向けて再出発です。
パン屋さん
サクサクでおいしいパン
高山からは国道361号線で御嶽山方面へ向かいます。
その国道361号線の一部に美女街道と言われている農道があります。
近隣に美女峠という峠がありここにはかつて八百歳を越えても美しい比丘尼が住んでいたため 美女峠と名付けられその名残から、美女街道と名づけられたそうです。
美女街道
美女街道ののどかな風景
左右に山々を眺めながら、雪が残る美女街道をひた走ります。
そんな美女街道を走る事約30分、秋神ダムが現れました。
寒さから川が凍り川全体が分厚い氷で覆われ、驚くことに川全体が真っ白になっていました。
寒い地域ならではの光景です。
秋神ダム
凍る川
秋神ダムを後にし、さらに暫く走ります。
だんだん雪深くなっていき、道路脇に設置されている温度計が示す気温もだんだん下がっていきます。
温度計を確認しながら走り、一段と雪深くなったところに氷点下の森がありました。
氷点下の森というだけあり訪れた3月初旬でも気温がとても低く震える寒さでした。
道路の左右には写真の様に導水ホースによって造られた氷の塊があり、青く荘厳な美しさです。
秋神ダムの白い氷とは全くの別物です。
気温によって氷が溶けたり、再び凍ったりといろいろな形に氷が様変わりし、訪れる度に氷が別の表情を見せるそうです。
氷点下の森
橋
川
夜はライトアップもしており、昼間は青い氷が夜は様々な色へ変化し一段と荘厳さを増すようです。
今回は昼間に行きましたが、氷点下の森のホームページにアップされた写真を見ると、 ライトアップされた夜にも是非行きたいと思いました。
真冬の2月中旬には花火大会があったり、シャボン玉を凍らせるイベントがあったりと、催し物も充実しています。
シャボン玉が凍る気温とは一体何度でしょうか。
相当な寒さが予想されますが、シャボン玉が凍る姿を是非見てみたいです。
中には、この写真の様に氷の洞窟もありました。
洞窟の中にはハート型等いろいろな形に作られた氷が多くあり、夜は洞窟の中にも蝋燭が灯されるそうです。
氷の洞窟
今回ご紹介した氷点下の森は、毎年1月1日から3月31日まで開催されています。
残念ながら、今年は既に終了していますが来年高山地方に来られる機会がありましたら是非寄ってみてください。
とても冷えるため、その際には暖かい恰好できてください。