奥飛騨だより

飛騨神岡大津神社式年大祭

2014年6月号

今年のゴールデンウィークは、飛び石連休の会社が多かったため旅行などに出かけられる方が例年よりも少なかったようですが、如何お過ごしでしたでしょうか?
三井金属ユアソフトでは、一部業務の都合で仕事をされている方もみえましたが、11連休を頂く事が出来ました。
今回は、ゴールデンウィーク中の5月5日・6日に行われた、大津神社式年大祭の様子をご紹介いたします。

大津神社入り口

大津神社入り口

大津神社境内

大津神社境内

三井金属ユアソフト本社のある岐阜県飛騨市神岡町では、毎年この時期に飛騨神岡祭りが行われますが、今年はおよそ20年に一度の「大津神社式年大祭」が行われました。
大津神社式年大祭とは、飛騨一円の神々を大津神社にお招きし、日々の平和や人々の安寧、五穀豊穣などを祈願する神事です。
これは飛騨地域特有の文化で、大津神社では文化5年(1808年)から、およそ200年と長きに渡り受け継がれてきた歴史があり、前回の平成7年からおよそ20年の時を経て、今年で第11回目を迎えたそうです。
私が見物に出かけた日は生憎の雨模様でしたが、多くの人で振るわい駐車場では他県ナンバーの車も多く見られました。

渡御(とぎょ)行列

渡御(とぎょ)行列

シャトルバスに乗り大津神社の近くで降りた後、神社の方へ市街地を歩いて行くと他の神社から大津神社へ向かう渡御(とぎょ)行列が始まっていました。
渡御行列とは、神社から神輿(みこし)が里に出て行く時に使われる言葉です。 神輿は神様が「お旅」をされる際の乗り物で白丁(はくちょう)という真っ白な衣装を着た男性が担ぎます。

神様を白い布で覆う

神様を白い布で覆う

神様を社殿奥へ

神様を社殿奥へ

渡御行列が社殿に付くと、数人の男性が何やら白い布で神輿を覆い始めました。 どうやら神様を見せられないためのようでした。 その後、神様をお祀りするためか巫女さんを先頭に社殿の奥へ。

獅子舞

獅子舞

渡御行列が続く

渡御行列が続く

境内から帰る途中に獅子舞が見られ、各お旅所(待機所)から市街地を通り大津神社へ次々と渡御行列が続いていており、さながら時代劇で見る大名行列のような印象を受けました。
夕方からは、飛騨一円の神様が大津神社から帰られる還御(かんぎょ)行列があるそうでしたが、時間の都合で見物する事が出来ませんでした。
今年は2日間で、神社130社、総勢約3,500人が大津神社を目指し神岡町市街地を練り歩いたそうです。20年に一度の大祭ですのでまた見に来られるか分かりませんが、今度は違う場面を見られればと思います。

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